安心の仕組み

AI に任せきりにしない仕組み

AI がするのは、読み取り・たたき台・下書き・点検の印までです。確かめて登録し、確定・交付するのは人で、誰が・いつ行ったかが記録に残ります。相談窓口の AI は書いてある事実だけを答え、判断が要ることは人事へつなぎます。

木目の壁の事務室。机の上に書類とペン、奥に椅子と白い蘭の鉢
写真はイメージです

AI がすることと、人がすること

AI がするのは、読み取り・たたき台・下書き・点検の印までです。確かめて決めるのは、社労士と顧問先の人事です。

AI がすること

  • 労働条件通知書の読み取り
  • 社員区分の定義と職務説明書のたたき台
  • 待遇の差の理由の案(書かれた事実だけを根拠に2つまで)
  • 待遇差の説明書の下書き
  • 職務評価の段階の下書き
  • ガイドラインに照らした「要検討」の印
  • 相談窓口での答え(書いてある事実だけ)

人がすること(社労士・顧問先の人事)

  • 読み取った通知書を見比べ、確かめて登録する
  • 通知書の監修(社労士)と確定・交付(人事)
  • 社員区分の定義・活用係数・職務評価・序列表の確定(社労士だけ)
  • 待遇差の説明書を確かめて直し、交付する
  • 人事へつながった相談に回答する
  • 改善計画の方針と金額を決める(社労士だけ)

AI に任せきりにしない決まり

人が確かめるまで先へ進まない所を、仕組みとして持っています。

  • 確かめるまで台帳に入らない

    取り込んだ通知書は、人が見比べて「確かめたので登録する」を押すまで台帳に入りません。

  • 監修済みでなければ確定できない

    通知書は社労士が監修して「監修済み」にしてから、人事が確定します。監修済みでない通知書は、人事も確定できません。

  • 色の付いた欄が片付くまで確定できない

    社員区分の定義と職務説明書のたたき台は、AI が推し量って書いた欄が色で出ます。1つずつ確かめるまで確定できません。

  • 「要検討」は判断ではなく印

    「要検討」は、ガイドラインに照らして説明しにくい差に付く印です。違法かどうかの判断ではありません。

  • 「確認しました」は確認の記録

    本人の「確認しました」は、説明を受けて確かめた記録です。同意や契約の締結ではありません。

  • 誰が・いつ行ったかが残る

    確定・交付・改定は、誰がいつ行ったかを記録しています。

相談窓口の線引き

相談窓口の AI は、書いてある事実だけを根拠を添えて答えます。判断が要ることは答えず、人事へつなぎます。

AI が答えること

  • その人の労働条件通知書に書いてあること
  • 就業規則などの会社の決まりに書いてあること(通知書が「就業規則第○条による」としている項目は、その条文まで読みます)
  • 会社が登録した待遇差の理由に書いてあること

AI は答えず、人事へつなぐこと

  • 判断が要ること
  • 根拠が無いこと
  • 苦情・ハラスメント
  • 通知書が参照する就業規則の条が見つからないこと(AI は推し量りません)
  • 契約更新の可否 など
  • 相談を始める前に、見られる人の範囲と「説明を求めたことを理由とする不利益な取扱いは法律で禁止」を表示します。
  • 相談の中身を見られるのは、その会社の人事・担当の社労士事務所・本人だけです。
  1. 従業員相談窓口リンクをスマートフォンで開いて質問する
  2. 相談窓口の AI通知書・会社の決まり・登録した待遇差の理由に書いてある事実だけを、根拠を添えて答える
  3. 相談窓口の AI判断が要ること・根拠が無いこと・苦情・ハラスメント・契約更新の可否は、答えず人事へつなぐ
  4. 人事・社労士画面で回答する。回答は本人の相談窓口に届く
相談窓口の流れ。判断が要ること・根拠が無いことは、AI は答えず人事へつなぎます

使う人と権限

社労士事務所と顧問先の人事はログインして使い、従業員はログインせずに、届いたリンクから開きます。

  • 社労士

    できること・見られる範囲
    顧問先をまたいで見る。通知書の取り込み・作成・改定と監修。社員区分の定義・活用係数・職務評価・序列表の確定。改善計画(社労士だけ)。相談への回答と待遇差の説明書もできる
  • 顧問先の人事

    できること・見られる範囲
    自社の分だけを見る。通知書の確定と交付の記録。確認リンク・相談窓口リンクの発行。相談への回答。待遇差の説明書の交付。職務評価・序列表・活用係数は読むだけ
  • 従業員

    できること・見られる範囲
    ログインしない。届いたリンクで、自分の労働条件の確認・相談・説明書の受け取り。見られるのは、自分の職務の名前と職務ポイントの合計まで(内訳・活用係数は見えない)
  • 運営(提供元)

    できること・見られる範囲
    ポータルで事務所を発行する。顧問先の契約の中身には触れない
  • 事務所の方はみな「社労士」の役割で、できることは同じです。
  • 顧問先ごとの設定「確定を社労士が代わりに行う」(既定は OFF・変えられるのは社労士だけ)を ON にすると、社労士も通知書と一人ひとりの職務説明書を確定でき、記録に「社労士が代わりに確定」と残ります。

データの守り

データの分け方・保存の仕方・AI に送るものを、ここにまとめます。

  • 事務所と顧問先ごとに分ける

    データは事務所と顧問先ごとに分けて管理しています(データベースの行の単位で、ほかの事務所・ほかの会社から読めないよう制限しています)。

  • 暗号化して保存する

    賃金・氏名・住所などの個人情報、取り込んだ書類、相談の中身は暗号化して保存しています。

  • 通知書の元のファイル

    取り込んだ通知書の元のファイルは、暗号化して保存し、登録した契約の版からいつでも元の書類を開いて確かめられます。

  • 相談の記録

    相談の記録は、会社の対応の記録として保存します。見られるのは、その会社の人事・担当の社労士事務所・本人だけです。

  • お知らせのメールに中身を書かない

    お知らせのメールの宛先は人事と社労士だけです。本文は件数とリンクだけで、氏名や中身は書きません。

  • ログインの守り

    社労士と人事のログインの情報を、画面のプログラムから読めない形で持ちます。ログインはシリーズ共通のポータルから入るのが基本で、とりきめの画面から直接ログインすることもできます。どちらの入り方でも、本人が多要素認証を有効にしていれば、認証アプリのコードを求めます。

  • AI に送るものと学習

    AI には、読み取りや下書きに要る書類と情報だけを送ります(取り込んだ労働条件通知書、会社が登録した社員区分の定義・待遇の違いの理由、従業員の相談の文など)。AI の提供元の規約により、送った内容が AI の学習に使われることはありません。

  • 使っているサービス

    とりきめは、AI とクラウドのサービスを使って動いています。

最終の判断は、人が行います

とりきめが出す読み取り・たたき台・下書き・「要検討」の印は、社労士と顧問先の人事の判断を助けるためのものです。契約の中身を確定し、本人に交付し、待遇の違いをどう説明するかの最終の判断は、社労士と顧問先の人事が行います。

始めるときに整えること

お申し込みから、事務所のアカウントの発行、顧問先の登録と人事担当の招待、通知書の取り込みまでの流れをご紹介します。

まずは説明会・個別相談で

画面を見ながら、相談窓口・本人の確認・台帳・待遇差の説明の流れをご案内します。費用と始め方も、ここでご案内します。